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アートギャッベの魅力 Vol.6
2014.08.30
第6回 アートギャッベの『色』 ―緑編―
前回コラムにて『赤』の色について取り上げました。今回は心和む『緑』の色について。
クローズアップしていきたいと思います。
アートギャッベの緑色は見ているだけでとても心が癒されますね。
カラーセラピーでも緑は木や森などの自然の色でもあるので、気持ちを穏やかにし心をリラックスさせてくれると言われています。
その主原料は標高2300Mの岩壁に自生しているジャシールという植物です。
写真の細かなチップがジャシールです。
ますジャシールのチップと羊毛を大窯にいれグツグツと煮て羊毛を黄色に染めます。
その後、インディゴを溶かした大窯で4~5時間煮あげる事で鮮やかな緑色に発色します。
2度染めです。染料の量の違いで緑の色の濃淡が決まると言われています。
糸を染めるまでにたくさんの時間と手間がかかっている事がわかります。
アートギャッベの緑はまさに『草原の色』。
リビングに大きく広げた緑色のギャッベに寝ころぶと、草原の上にいるような。
まるでそよ風がどこからか吹いてくるような。
そんな気持ちにしてくれます。
アートギャッベを作るカシュガイ族が暮らす風景です。
まさに緑色のギャッベはこの風景を切り取ったようですね。
またアートギャッベの緑色は人気の色です。
当店で開催するアートギャッベ展でもすぐに緑色のギャッベはお客様のもとへ旅立っていきます。
今回はアートギャッベ、緑についてご紹介しました。
次回はアートギャッベの『色』 ―青編― をお届けします。